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県内に人形浄瑠璃の五座があると知り、今日そのうちのひとつへお邪魔させて頂きました。
和気あいあい…! もう、ほんとう、居心地良く居座らせて頂きました。
文楽で、舞台を見て聞いて、ときに講習会などに足を運び太夫、三味線、人形のそれぞれの遣り方を直接聞いたりはしていましたが、生で、舞台になるまでを見るのは初めてで、これは、とても面白く、興味深くありました。
人形を遣うことももちろん、演じる(遣う)って、大変なことだ…と。とにかく新鮮で、つくりあげる、という原点を見た気がしました。そう、つくりあげる。舞台、となると、それが為されて(成されて)いることそのものは、気にもとめず、当たり前に受けいれてしまうけれど、そして自分にとってその真価を感じたり判じたりに始終しますが、そもそも、そこになるまでの人の手、は、なんと楽しいことでしょう。
自分がやる側になったらまたちがう感覚になるとおもいますが。
たのしかった!
十一月一日は、「古典の日」だそうです。
「『古典の日』は源氏物語千年紀を記念して2008年11月1日に京都で宣言され、11月1日が『古典の日』として、国会で法律として制定されました」
だそうです!!
ところどころで、それにちなんで公演が開催されているようで、お祭り根性で、何かに参加しておかねばと、「日本舞踊と邦楽による 道成寺の世界」に行ってきたのでした。
道成寺、もとは法華経(…だった…はず)の説話に端を発して、浄瑠璃、文楽、歌舞伎、舞踊に形や内容を変えながら受け継がれてきた物語。
九月の文楽公演で「日高川入相花王」(これも道成寺もの)を見ました。
点と点が、線と線で繋がるたのしさ。
を、今、気持ちよく噛み締めています。
前の日記でも触れましたが、どれもこれも、独立して存在しているのでなく、影響し影響され脈々綿々とつながり合って成り立っている。だんだんにそれを知る。
たンのしい~!!!
今回は
舞踊・長唄 娘道成寺
邦楽・新内 日高川
舞踊・荻江節 鐘の岬
眠いので(苦笑)ざっと感想。
娘道成寺の市川ぼたんさんがすぅっごく綺麗で綺麗で。衣装もうつくしく。清い空気を吸いました。
新内節! 私一度聞いてから新内が好きになってしまいまして。三味線の、音をたてずに弾く音、弾き方が(矛盾してますが)すごくたまらぬです。本日も気持ちよくききました。
荻江節、女性だけで唄うのですね! 男性とは耳ざわりがまたちがいますよね。ころころと高音で、気持ちが澄むようです。
女流義太夫を聴いて以来、耳と身体に変革が起こったような、そんなようなようなような、気がします。
点と点、といえば。
舞台に行けばもらえるチラシ。これがまた次へ、知らない空間へ旅立つ足がかりになる!!! ネットで上手く回れば手に入る情報なのかもしれませんが、知れないものもあり。
「神楽坂まち舞台 大江戸めぐり」、これは非常に気になるお祭り!! 伝統芸能街角ライブ、お座敷遊びなど、街一帯が大江戸風情になるようならしい。これはぜひ賞味したし…!
漁ってから、いえ、明後日からまた大阪へ(まさに漁りづくしの秋)。文楽公演に行って参ります。まだ予定の立っていない(空き時間にいい舞台が見つかっていない)日もあり、行くまで探す楽しみを味わいたいと思います。何があるかしら~。
文楽/文化/着物/本読み/落書きすること
●画の影響・養分●
文楽/江戸川乱歩/宝塚/歌舞伎/日舞/着物/和装/沢田研二/抒情画・挿絵(高畠華宵、小林嘉一、小村雪岱他)/水彩画(永山裕子、醍醐芳晴他)/漫画(由貴香織里、立川めぐみ、竹内直子他)/ネットで出逢う絵描きさん達